| 2004年9月1日(水) 天気:はれ *f |
| 「万物は水である」と主張したギリシアの哲学者タレスに対し、鴨長明は「ゆく川の水は絶えずしてしかも元の水にあらず」と万物の中にある差異に着目すべきとの反をなした。この論争を端から眺めていたのが「橋の下をたくさんの水が流れる」と詠んだアポリネールであるが、一休法師はもっと上手であり「このはしわたるべからず」と些事にかこつけて本質を見失うことへの警鐘を鳴らした。筆者はむしろ「はしのはしをはしをもってはしっ」てみたいと思っている。 京の五条の橋のたもとの茶店のテーブルの注意書き:「このわりばしわるべからず」 |
| 2004年9月2日(木) 天気:はれ *r |
| 「モンティ・パイソンと賢者の石」というフレーズが頭をよぎったので検索したら全くひっかかりませんでしたのでここに書いておきます。 |
| 2004年9月3日(金) 天気:くもり *t |
| 先日うちの子が退院したんですが、予後がよくないようなのでまた長期入院することになりそうです。病院の方の都合で少し後になるかもしれませんが、それまでなんとか持たせてみるか、かわりの子に少しがんばってもらうことにするかちょっと考え中。本当はかわりの子もそれほど丈夫じゃないんで、無理をさせると体を壊してしまう可能性があるしちょっと悩ましいところです。 (翻訳)修理に出していた楽器が戻ってきたのですが、表板の「またすぐ剥がれる可能性が大きい(ふちどり用に盛ってあるニスが溶けて中に入っちゃってるらしいです)」場所が剥がれたので本格的に直してもらうことになりそうです。頼んでいる工房が移転準備中とのことで持っていくのは秋以降(楽器にとっては過ごしやすい季節)になるかもしれませんが、表板が外れっぱなしで秋のシーズンを乗り切るか、専ら今借りてる楽器を弾きこんで使うことにするかちょっと考え中。本当は借りてる楽器はフランス製の39cmのちいちゃい子なのでオケのトップががんがん弾くには力不足なのと、例えばスピロコアとかの重たい弦を張ったらネックが上がったり表板が沈んだりする可能性があるしちょっと悩ましいところです。ドミナントのスタークとヤーガーの組合せくらいが限度かもしれません。 |
| 2004年9月4日(土) 天気:雨寸前 *f |
| 「無糖ブラック」のコーヒーがあるのだからと「無糖ホワイト」コーヒーを売り出そうとしたところ全国飲用牛乳公正取引協議会からクレームをつけられてしまった。結局成分等を相当調整した上で無理矢理商品化してしまったが、牛乳とどう違うのかという問題は結局「グレー」なのだという。 |
| 2004年9月5日(日) 天気:雨 *f |
| 雪国で「氷が溶けると何になる?」と質問すると「春になる」という答えが返ってくる。このことから、雪国では春が凍ると氷になることが容易に推察できる。同様に、熱帯地方に四季がないのは、そもそも氷がないからだということになる。 ということをクアラルンプールから西へ100kmの田舎町のホテルの冷蔵庫を開けてみて考えたのだが、フロントに電話をしたらボーイがちゃんとロックアイスを持ってきてくれた。ボーイに「こいつが溶けたら何になる?」と下手くそなマレー語で訊ねたら「そりゃ、ハルになるだろ」と答えた。ハルとはこのあたりの方言で水のことであった。 |
| 2004年9月6日(月) 天気:はれ *t |
今朝来たこんなSPAMがSubject:昨日別れてきたよ このように見えます。 Subject:昨日突入してきたよ |
| 2004年9月7日(火) 天気:はれときどきにわかあめ *r |
| 日記のネタは台風で飛ばされていってしまいました。 |
| 2004年9月8日(水) 天気:はれ *f |
| 何羽以上なら千羽鶴と呼ぶことができるかは都道府県ごとに条例で決まっていて、東京都は一束651羽以上、広島県は366羽以上である。条件となる羽数が最も多いのは岐阜県で1001羽(千を越えている!)、最も少ないのは秋田県と大分県が同列で299羽である。なお上限があるのが千葉県で、一束あたり1201羽を越えてはならない。 埼玉県のある縫製業者Aはゾウリムシのぬいぐるみやボルボックスのぬいぐるみ、ミカヅキモの抱き枕等を発売して密かな人気を獲得している。このA業者が「細胞内小器官シリーズ」としてゴルジ体やリソソームのぬいぐるみを売り出したところ、栃木県内の後発の業者Bが類似商品としてミトコンドリアのぬいぐるみを商標出願していた。結局B業者はA業者に買収され、ミトコンドリアのぬいぐるみは現在でもA業者の商品として生産が続いている。 |
| 2004年9月9日(木) 天気:ネタがなくなると古典に走るのはいかがなものか *r |
| コップに半分水が入っているのを見て、まだ半分あると思うのが楽観論者、もう半分しかないと思うのが悲観論者、自分の春のようだと思うのが小林一茶である。 「目出度さも雪五尺なりおらが春」(越後の春は雪の多い春です) 北の某国が昔からいかに極悪非道であったかは俳諧行脚で北陸を旅行中に連れ去られた松尾芭蕉の句「蚤虱馬の尿する枕もと」から伺い知ることができる。芭蕉拉致の報を受けた江戸幕府は時の将軍綱吉の抗議によって待遇は一転、帰国までの間「一家に遊女もねたり萩と月」の発句が生まれることとなった。 「蚤虱馬の尿する枕もとそれにつけても金の欲しさよ」(五十三次のある木賃宿の柱にあった落書) 「買いものをしたい時分に金はなし」 |
| 2004年9月10日(金) 天気:ネタというわけではなく *t |
| 理系の男はなぜモテないのか。理系の男は「自分がモテない」ことを自己分析できる。文系の男は「自分が何故モテないのか」理解できない。そういう理解でよろしいでしょうかね。 私はとりあえず「理系の女」がその理系的思考=指向がゆえにモテるかどうか、ということを問題にしてみたいです。ここに双子の超美形な女性の組がいたとして、片方は東大文学部から一流金融会社に就職して初の女性都市銀行頭取に、片方は京大理学部からMITに進学して日本人初のノーベル物理学賞受賞女性になりました。二人が本当のおばあさんになってしまうまでの間、結果としてどっちがモテましたか。ないし、モテるとは彼女たちにとってどういう意味を持っていましたか。 私は工学系の研究機関で研究職についているので理系であり、昨日の日記で古典を引用したり毎休日に楽器をかついであちこち飛びまわってしまったりするので文系です。私の父はばりばりの電気屋で工学系でしたが、母は英文学科を出た英語の先生なので文系です。その母は高校時代は生物部で、早世した母方の祖父は自らサックスを吹くなど音楽をこよなく愛する工業学校出の技術者した。自宅に暗室を作り出張先にはカメラとスケッチブックを離さないような人だったようです。時代は下って両親(見合い結婚です)の新婚旅行の折、父は母にむかって「雷のエネルギーで発電ができないだろうか」ということについて熱く語ったそうです。私はそこに男のロマンを感じるのです。母方の祖母は近年亡くなりましたが茶道の先生で、いつも私を茶室に座らせては「茶道の美とは合理的なものなのだ」と説いていました。幼い私はお点前の初歩を習いながら、その合理性と美学を同時に感じとっていました。 おそらく、世の中には二種類の人間しかいません。「人類を文系と理系をに分けたがる人間」と、「そんなことにはてんで無頓着な人間」の二種類です。私はもちろん後者です。 |
| 2004年9月11日(土) 天気:くもり *r |
どこかで結構以前に晒されてたのと文章まるでそっくりなSPAMが来ました。こんなんです。差出:o_me_de_to@yahoo.co.jpやっぱりここは鉄ちゃんの名にかけて「ひらんだ」と呼んであげないといけませんよね。ひらんだは井川線に乗ったことはあるかな?折角だから今度デートしようじゃないか。あいにく俺は車持ってないんで、奥大井湖上駅前か尾盛駅前までレンタカーで来ててもらえるとありがたい。 |
| 2004年9月12日(日) 天気:はれ *r |
| 種なしブドウ、種なしスイカなど種なしの果物が近年市場に多く出回っているが、最古の種なし食品はユダヤ民族が紀元前から過越の祭に食べていた「種なしパン」である。 |
| 2004年9月13日(月) 天気:はれ *r |
| 栄養ドリンクや湿布薬に「疲労回復」と書いてあるのを見て「それを言うなら元気回復だろう」などと突っ込む輩が時々いる。おそらく、北方領土がいまだ返還されないのは彼らが「失地回復」に突っ込みを入れていないからだと思われる。 |
| 2004年9月14日(火) 天気:くもり *r |
| 面白いことはありませんでした。本当はあったのですが、面白すぎて書けません。 |
| 2004年9月15日(水) 天気:はれ *r |
| 「おや助さんじゃないかいほらそんなところに突っ立ってねぇでさっさと印籠を出しなさい。って助さんじゃねぇや間違えちまったよ熊さんだよ。おい熊さん、そんなところに突っ立ってねぇでこっち来て上がりなさい。何だよご隠居のボケには毎度クマったもんだってそんなくだらないこと言うんじゃない。読んでる人がクマるじゃねぇかいやあのいいんですよ気にしないで下さいこれもしょっぱなの軽いクマ、じゃねえよギャグだよ、何だよ熊さんが来てクマクマって言うもんだから間違えちまったじゃねえか、まあジャブってところでしてね。何だよ向こうで熊さんがますます呆れてますよまあまあ遠慮せずに座布団でも出してそこに座ってください。何座布団がないですって。困った長屋だねええとそこの押入れに入ってませんか。押入にもないですか。おいおい熊さんそりゃ押入じゃなくて冷蔵庫ですよ。全く人ん家きてどこを覗き込んでだろうねこの人はね。布団のかわりにうどんが入ってて何か変だと思ったんだけどって見りゃぁ解るじゃないですか何ですかうどんはうどんでもかけうどんだから掛け布団だと思ったんだって胡乱なこと言ってるとですねえ、何ですかその隣にあったきつねうどんに騙されたんだですってこりゃ参ったね物は言いようだねえ。仕方がねぇなおうい山田君、座布団一枚持ってきてください。え、何すんですか山田君はおいおい困ったねあたしの座布団持ってかれちまいましたよ。しょうがないですね。ところで今の山田君いったいどっから湧いてきたんでしょうね。ええとところで何ですか熊さん、今日はまた知りたいことがあって来たんですけどねって熊さんが知りたいのはうちの冷蔵庫の中身ですか。さっき覗いたでしょうって何違うですって。ご隠居が来るなりヘンなことばかり言うからあやうく騙されるところだったってあなた今騙されてたって言ったでしょうきつねうどんに、何ご隠居はしつこくて困るってあなたそれねそもそもあたしに騙されてんじゃなくて用事を忘れそうになっただけじゃないんですか。はい何ですか、さっき冷蔵庫を覗いたら薬味の茗荷が。熊さん、あんたもいい加減しつこいんじゃぁありませんかえ何ですかそう怒るなっですって、そんなに腹ばかり立ててるとじき腹がたぬきみたいに。そしたらますますご隠居に騙されるのが増えるですって何てこと言うんですかねこの人はね。人をたぬきうどんみたいにはいわかりましたわかりましたよもう。しつこい駄洒落はもうこれっきり止めましょうよ。え何ですってそれは困るですって。実は今日は本当はとてもしつこい話があると。おいおいちょっと勘弁してくださいよ散々引っ張った上にしつこい話ですか。熊さんまさかあなたカレーうどんやコロッケうどんの話をしようってぇんじゃないんでしょうね。何でもうどんの話に持って行くなですって。そういうことだからご隠居はうどんの大木なんですよって。困ったね今のはいくら何でも無理がありゃしませんか。ええ何ですか、ところでうどに茗荷とくれば旬のものですがって。いやまぁいいでしょう許してやりましょうとも話の流れが大分無茶じゃあないかとは思いますけどね、はい続けてくださいえ、土用の丑の日にうなぎを食うのはどうしてかですって。そりゃもちろん旨いからに決まってんでしょううなぎが不味かったら誰も食わないでしょうよ。え何ですって、今の質問の意図は「食う」にかかってんじゃないでしょうって。うなぎが旨いのは当たり前でしょうって。ちっち熊さんもまだまだ甘いんだよね。うなぎがどれも旨いと思ったら大間違いでね例えばですねあたしは先日スーパーで安い奴あるじゃあないですか中国産の、税込みで一匹300円て時点で怪しいたぁ思ったんですがまぁこれが大外れでしてね、皮はやけに固いは肉は味も何もあったもんじゃない甘ったるいタレの味しかしませんでね、ゴムタイヤの蒲焼みたいな味でしたよえ何ですって言ってることがさっきと矛盾してるですって。そもそもご隠居はゴムタイヤ食ったことがあるのかって嫌ですねぇモノの例えですよ例え。あんなまずいもん食えるもんですか。はい何ですかやっぱり食ったことあるんだろうってしつこいのは止めにしようって言ったじゃありませんかはい分かりました分かりましたよとりあえず話を続けましょうや、ええと何ですか、だからどうして土用の丑の日に食うのか聞いてるんだと。そりゃあなたもちろん腹が減るからに決まってんでしょうが晩飯食わなかったらひもじくて夜中に目が覚めちまいますよたった四杯どころか0杯でも夜も眠れずですよ、ただでさえ蒸し暑い夏なのに加えて蚊ほど五月蝿きものはなしブンブと言うてって、だから違うですって。ああはいはいはいいい加減ボケるのは止めますよ止めますともそれはそうと蚊でも五月蝿いって書くんですよねえこれから蚊の場合は七月蚊いって書きませんか書きませんねええ止めるって言った先から脱線しないでほしいってはいわかりましたよ、どうして土用の丑の日にはうなぎを食べることになっているのかと。さっきっから言ってるのにやっと分かってもらえたかって熊さんあなたねそんな呆れた顔をしないでくださいな。これにはですね由来がありましてですね。昔々ある男が土用の丑の日にうなぎを捕まえようと川に出かけました。え何ですって話の辻褄が合わないですって。いやいやまあだ早合点しちゃいけない。昔はだな、土用の丑の日はうなぎを捕まえる日だったんだな。捕まえる日から食う日ということに変化したのはその後のことだ。え何ですって出まかせ言うなですって。話がややこしくなるから真面目にやれと。はいはい悪うござんした今の出任せは脇に置いといてですね、男が川に入ってうなぎを捕まえようとするとうなぎはするりと逃げていってしまいました。男が呆然としていると川の中から光り輝く女神が現れてですね、「お前が逃したのはこの金のうなぎか銀のうなぎか」痛いなあ何もぐーで殴るこたないじゃありませんか。悪かったですってついかっとなって、今は反省しているってわかりましたよもうおっかないなあ熊さんだけに。話を続けますよ。男がうなぎを捕まえるとほらうなぎってぇのはあのとおりぬるぬるしてるわけでね、天へ向かって逃げようとするわけですよほらうなぎのぼりって言うでしょうまさにそれです。そこで男が右手で捕まえようとするとうなぎはまたぬるりと逃れようとする、そこで左手を出してその先を捕まえる、うなぎ逃げる、逃げる前に右手でつかむ、うなぎ逃れる、逃げる前に右で、左で、右、左、右、左と、男はうなぎが逃げるままにうなぎのぼりにどんどん登ってっちまった。男ひょいと下を見てさすがに慌てたがもう遅い。手を離すとうなぎは逃げるし自分は落ちちまうってぇんで、結局男、お天道様の方へ登ってったままそれっきりになっちまったんでね。つうわけでだね、一年のうち一番お天道様がかんかん照ってる土用の丑の日に憎いうなぎを食うことで男の供養をしたのが始まり、とまあこういうわけだ。はい何ですか、そんな馬鹿な話があるもんですかって。でもよく言うじゃありませんか右の足が沈む前に左足を出して、左足が沈む前に右足を出せば海の上を歩いていけるってイエス・キリストも死海の上で実演したくらい有名な物理現象ですよそれと同じ原理でしてね、おやこの機に及んで何ですか、ご隠居に聞こうなんて思ったのがそもそもの間違いだったですって失礼な人だね。まぁそうふてくされた顔しなさんな今度座布団持参でうどんでも食いにきなさい。はい何ですって、今の話の落ちはどうなったって。お手上げなんでしょうって。いやいやあなたね、手を離して落ちたらうなぎが逃げていっちゃうじゃありませんか」 (音読推奨) |
| 2004年9月16日(木) 天気:はれ *f |
| 飲み屋で仕切り屋な人が「とりあえず全員ナマチュウ」と言ったので、ナマチュウというのは漢字で生酎と書き、これを焼いたものが焼酎なのだという嘘蘊蓄を垂れたら誰も相手にしてくれませんでした。それはそうとラガーしか置いてない店では「ラガチュウ」と言わなければならなかったんですかね。生ビールという言い方もずいぶん日本的だと思うのです。 |
| 2004年9月17日(金) 天気:はれ *t |
ネタがないんです。件名: 気になったのでメールしてみました。相談に乗るのは構いませんが、文面から判断すれば相談しても何の意味もなさそうだということは御理解いただけているだろうと思います。とりあえず日記のネタにしたいので相談してください>古川真希 |
| 2004年9月18日(土) 天気:はれ *t |
| 実家の雑然とした本棚を眺めていたら高校の時に使っていた数学の公式集を見つけたので持って帰ろうと思い、実家に遊びにきていた兄にほらと見せたところ一瞬ごきぶりを素手で掴んだような顔をされてしまいました。工学系の人間なのに数式見てそんな顔するんじゃない>兄 極座標もオイラーの公式も知らないうちからあわよくば載ってる公式全部証明してやろうと無駄な努力を重ねていたのを思い出しました。勢いだけならリーマン予想も解決できそうだったあの頃。 |
| 2004年9月19日(日) 天気:暑かった *f |
友人のところで駄弁っていて食いものの話になったところ、友人は「カップ麺なんて人間の食うものじゃない」と鼻息荒くまくしたてます。ふと部屋の隅を見るとコンビニの袋に入ったカップ麺がありました。偉そうなこと言って自分も食ってんじゃんと手に取って見るとこんな注意書きがありました。1.ふたを点線まで開け、中の小袋類を取り出す 2.「粉末スープ」を「めん」の上にあけ、カップの内側の線までそそぐ 3.ふたをして上に「レトルト調理品」を乗せる 4.4分後ふたをすべて開き「液体スープ」「粉末かやく」「液体かやく」を入れる 5.ガラス棒で静かに撹拌し30分熟成させる 6.表面がゲル化してきたら「レトルト調理品」の導火線を引き出し、封を切らずに上に乗せる 7.導火線に火をつけ、すばやく500mほど離れる 消費期限 製造から6ヶ月 保存方法 冷暗所にて保存し、振動を避けること 《注意》 熟成が不十分のまま使用すると暴発の恐れがあります 必ず使用直前に作業すること 「レトルト調理品」を開封した場合の作動保証はいたしません 製造者 丸楠鈴忍商事 合法火薬、合法触媒は使用しておりませんほら人間の食べるもんじゃないだろう、などと友人は鼻を高くするのでした。 |
| 2004年9月20日(月) 天気:はれ *t |
| 日曜日のはただ単に小学生の頃京都に旅行した時に入った飯屋の「かやくうどん」というメニューが印象に残っていたというだけです。かやくといえば火薬しか知らなかったので自宅に戻ってから父に尋ねたところ「注意して食べないと爆発するのだ」などと大嘘こかれたような記憶があります。また冗談をとは思ったものの後ででっかい辞書をひいて確かめるまで確証は持てませんでした。 私がもし結婚して子供ができたとして「お父さん、かやくうどんって何」とか訊かれたら何て答えようかなんて想像して楽しんだりします。この親にしてこの子あり。 |
| 2004年9月21日(火) 天気:はれ *r |
| スティング・ガールズ−ロックやるべ |
| 2004年9月22日(水) 天気:俄雨 *r |
| 緊張のしすぎで自律神経失調症になったものまねタレントがやけになって舞台で一言も喋らずに退場してゆく「アガールズ」という芸を開発したが、やっぱり売れなかった。 |
| 2004年9月23日(木) 天気:くもり *f |
| 「お口の恋人」は製菓会社のキャッチフレーズにもなっているとおり菓子のことだから「お口の妻」は主食である米やパンを意味することになる。「お口の糟糠の妻」はもちろん糠味噌漬けでさらさらとご飯をかき込むこと、「お口の別れた妻」は米国産牛肉による牛丼などを意味するであろう。「お口の未婚の母」「お口の函館の女」「お口の乱交パーティ」等の意味について思いを馳せるとき、ひとは食文化の奥深さを知ることになるのである。 という話をしたところ、「おどりこさんはさしずめお口の変人ですね」と返されてしまった。そんな、人をくさやの干物か何かみたいに。 |
| 2004年9月24日(金) 天気:くもり *r |
| ヴァイオリンを弾く萌えキャラ:ヴュータン |
| 2004年9月25日(土) 天気:くもり *r |
| 思いついたはいいがどうしても話が思い浮かばないのでネタだけ書いておくと、パチもんのジャズピアニスト「ロマンチック・コリア」 |
| 2004年9月26日(日) 天気:雨 *t |
| 昨日のは本当は「バルチック・コリア」とかも思いついたんですが本当にどうでもいいのでもう止めておきます。それはそうとあまりに寒いギャグばかり思いついていたので風邪ひきました。本番だったのですが舞台は暑いし袖に下がると汗かいたのが寒いしで閉口しました。 |
| 2004年9月27日(月) 天気:あめ *t |
| 今日はめずらしく真面目に書こうと思います。過日、オケの本番が年に10回だとゆったところ「どうしてそんなに沢山曲をさらえるのか」と訊かれたので、私はこうしてます、ということで。 あたりまえのことですが、純粋に音楽に向き合うための絶対的な時間は必要です。3日に一度は何らかの方法で長時間(2時間ほど)楽器に触っているようにしてください。ぜんぜん難しくありません。某オケだと火曜日に2時間合奏がありますね。で、それに加えて土曜か日曜に2時間から3時間は練習時間を取れますよね。某オケはたまに日曜に練習が入りますが、それは休憩を除いて3時間半ほどになります。土曜日にGP、日曜日に本番だと土曜日に2時間、日曜日に本番含めて4時間、週末だけで計6時間です。翌週末まで5日間全然楽器を弄らなかったとしても、平均すると一日1時間近くですよね。そういうふうに考えてください。人によっては「一回10分でもいいから毎日必ず楽器を練習する」という方もいるようです。私には10分はウォーミングアップするだけで終ってしまうように思います。多分人によると思います。 こういう、練習をコンスタンスに続けるための努力は最大限行ってください。演奏会直前になって尻尾に火がついてから慌ててさらい出す方も多いと思いますが、それでは全然ダメです。長期的に見ると無駄な努力でしかありませんし、もっと効率のよい練習方法があるからです。それは、譜面を貰ったらなるべく早い段階で個人的に仕上げる、という練習方法です。個人的に仕上げておけば、本番が近くなって先述のように合奏回数が増えた場合にも、それに加えて余計に「音楽に向き合うための時間」に時間を取る必要がなくなってきますし、演奏会が終って次回の譜面を貰ったときに、すぐに目標を持って個人練習を行えるようになります。 個人的に仕上げる、という表現は誤解される可能性があるので料理にたとえましょう。例えばあなたがスパゲティカルボナーラを作ろうとしたとします。あなたはパスタをアルデンテに茹で上げた後でソースのクリームを作るため、牛小屋に乳を絞りにいくでしょうか?そこまでひどくはなくても、スーパーに生クリームを買いに行ったりするでしょうか。そんなことはしませんよね。普通は予め手間のかかるカルボナーラソースを作っておいて、最後にパスタを茹でてソースを絡めてできあがり、とするはずです。オケの曲に話を戻しますと、最後に絡めて皿に盛りつけて食卓に出すのはソリスト合わせやゲネプロに相当するでしょう。これはシェフ=指揮者の仕事です。また、ある料理(演奏曲目)があったとき、それをどういう形で提供するか決める(リピートを行うかとかここでリタルダンドするかとかどんな版を使うかとか)、これも指揮者の仕事でしょう。奏者のなすべきことは、指揮者に「今回はこういう素材で行きたいです」「そういう場合はこんな素材があります」「すみません、これだけしか手に入りませんでした。これで何とかできませんか」など指揮者に提供する、ないしふっかけることです。個人的に仕上げる、というのは「指揮者に提供するための料理の部品=素材を準備する」という意味に取っていただければいいでしょう。言い替えれば、自分たちで用意しなければいけないこと以外の部分については指揮者に丸投げしてしまって構いません。そのための指揮者です。まあ、某オケのように指揮者の前に怖いトップが存在して、休憩時間にさらっていると「ここはこうしたほうがいい」などと注文をつけてくる場合もありますが。 素材の準備の仕方ですが、最低限のこととして譜読みをしてください。つまり、譜面を貰ったら一度、必ず全部弾いてみて下さい(譜読みとはそういう意味です)。たとえ後打ちばかり延々と20ページほど続いていようと、譜面にある全ての音を一度全部出してください。リピートがあったらリピートしてみて、次にリピートなしだとどうなるか確認してください。フェルマータがあったら、「フェルマータがある」ということを意識しておいてください。divisiがあったら両方弾いてみてください。もしあなたの貰った譜面が以前に誰かが使った譜面で、何か書き込みがあったら、その書き込みにも注意を払ってください。眼鏡が書いてあったらそこで何かやるんだな、とか何とかかんとか。ritがあったら、それはどこまで有効なritなのか、ritが戻った先のテンポはどういうテンポなのか、すぐにわからなければ必ず弾く手を休めて確認してください(前後関係とか、手持ちのCDの演奏とかで)。もちろんダイナミクスや発想記号、特殊奏法についても同じです。クレッシェンドがあるけれどこれはどこまでのクレッシェンドで行きつく先の音量は何か、とか。そうやって地道に譜面を逐一確認しながら、全部音を出してください。たまに弾けない部分が出てくると思いますがそういう部分はとりあえず放っておいて、曲の最後まで音を出してみてください。難しい部分を除けば知らない曲でも一曲/一楽章あたり1時間くらいでできる作業です。通常の演奏会では序曲と協奏曲3楽章、シンフォニー4楽章あわせて8曲/楽章になりますが、週に2時間個人練の時間を取ったとして、最大1ヶ月あれば譜読みはできます。短い曲や以前にやったことがある曲、きざみと伸ばしばっかりといった簡単な曲であればもっともっと短時間で済むでしょう。 さて、これで最低限の素材は準備できました。演奏会が半年に一回だったとして、本番までの残りの5ヶ月は素材をいかに仕上げるかに専念できます。ないし、練習時間を他に乗っているオケの素材を仕上げるためなどに向けることができます。この状態で、最初の指揮者合奏でシェフ=指揮者に対して素材をぶつけます。うじゃうじゃと注文がつけられてくると思いますので、後は指揮者のオーダーに応えるよう、素材を仕上るための練習をすればいいだけです。弾けてない所が必ずしも指揮者に突っ込まれるところとは限りませんし、これでいいと思っていた所にきびしく注文をつけられることもあります。後者の方がより重要であることは論を待たないでしょう。注文に対して効率よく応えるためには譜面への書き込みは必須です。たまにボーイングしか書き込んでくれない人がいるのですがそれではダメです。注意された音符にマルをつけるだけというのもダメです。何でマルつけたのか後でわかんなくなりますから。何を注意されたのか具体的に文字で書いておいてください。 どういう場所が重要かは厳密にはやろうとしている曲の内容や指揮者やオケの音楽性などに依存します。細かい部分が弾けているかどうかより音楽の全体の流れを重視するべき場合も多いです。合奏練習というのはそういう部分を詰めてゆく作業だ、と思っていただいて構いません。たまに「自分はここが弾けない」と小難しいフレーズを必死で練習している人がいますが、そんな場所より他人(指揮者)から指摘されるような所の方が音楽的に重要です。他の誰からも「そこ弾けてないと困る」なんて指摘されなかったところを必死で仕上ようとする行為はつまるところ自己満足でしかありませんし、アマオケとは別にそういうものではありません。万が一練習時間が余ったらちょっとさらってみてもいいかな、という程度のものだと思います。 オケの譜面にばかりかじりついていると多分そのうち飽きてくると思います。多少手際よく練習することができるようになったら何をやっていいかわからなくなる時がある思います。そういう時はエチュードやソロ曲を弾くといいです。ヴァイオリンだとクロイツェルの42のエチュード、ヴィオラだとカンパニョリの41のカプリースあたりがおすすめですが人によるかもしれません。で、ここで重要なのは ・簡単なエチュードであれば「もっと音楽的に弾く」方法を模索する ・難しい場合は「どうやったらとりあえず弾けるようになるか模索する」 ことです。例えばクロイツェルのエチュードの1番は非常にゆっくりした曲ですよね。指の指定もダイナミクスも無視すればあれを「とりあえず音を出し」てみることができない人はあまりいないでしょう。が、そういう場合は自分に課題を課すべきです。例えば ・全部pppで弾いてみる ・全部G線で弾いてみる ・全部G線で、pppで弾いてみる ・全部16分音符のきざみにして弾いてみる ・書かれているダイナミクスを完全に守って弾いてみる ・一小節として同じ長さにならないよう、ルバートをかけまくって弾いてみる ・できる限りワン・ボウで弾いてみる 思いつく限りのことをやってみればいいのです。たとえば合奏で自分が三連符が苦手でいつも注意されるな、と思ったら、全部三連符にして弾いてみるとか、エチュードの中から三連符がいっぱい出てくる曲を見つけてそれをさらってみるとか。ガーシュウィンやバーンスタインをやるのだけどスウィングが苦手だと思ったら、弾けそうな曲を全部スウィングして弾いてみるとか。練習を沢山する、ということはつまるところ沢山の経験を積む、ということですから、楽器に対してなるべく音楽的に多様な経験を積んでおくべきです。 長くなったので今日はここまで。後で直すかもしれません。 |
| 2004年9月28日(火) 天気:はれ *t |
| 昨日の続きです。実はあんまり時間がないんですが。 演奏会を料理に例えると各奏者は素材を提供する側だ、と書きました。そうなると、手持ちの素材が多ければそれだけいい演奏ができますよね。素材の完成度が高ければそれだけ合奏が楽に、楽しくなる/音楽的にもっと突っ込んだ合奏ができることになりますよね。というわけで、譜読みやエチュードの練習を含めた個人練習は素材をなるたけかき集めるための作業です(もちろん、合奏中に素材に気づくことも多いでしょう)。今度の曲に対して何が必要か、それに対して自分には今何が足りないのか。シンコペーションが下手なのか、やたらと出てくる半音階進行が苦手なのか、旋律がどうしても伸び伸びにしか弾けないとか、動機がぶつ切りで回ってきた時に焦って出れないとかなんとか。それが見えてきたら、エチュードをそのために使いましょう。ないし、先生についてソロの曲を習ったりするのもいいと思います。もっと上手い人や他のパートがそういう箇所をどう演奏しているのか、それに対して指揮者がどんな注文をつけているのか確認することも重要です。上手い誰かに聞くというのも手です。 こういう感じで2〜3年は続けてください。多分、最初の頃より譜読みにかける時間はずっと少なくて済むようになると思います。最初の合奏でちんぷんかんぷんになることも多分だいぶ少なくなっているでしょう。それで余裕が出てきたなと思ったら、もっと難しい何かに挑戦するといいと思います。誰もが「こんなのちゃんと弾くの無理」と言う部分を少しでも仕上げようとしたり、ヴィブラートだけで表情の変化を何種類もつけてみたり、もちろん譜読みの早さを武器にしてよそのオケに顔を出しまくって場数を増やしてもいいです。どういう方向に自分の音楽を広げていきたいかは好みの問題です。 |
| 2004年9月29日(水) 天気:くもりあめ *t |
| 仕事で秋田です。昨晩はあけぼのの寝台に横になっているとしばらく秋田弁が聞こえてきていました。太平洋側に比べて柔らかいイントネーションだなといつも思っています。 |
| 2004年9月30日(木) 天気:台風→一過 *t |
| 今日発表だった人が「朝4時まで眠れませんでした」なんて言っています。以外と緊張屋さんなのかと思いきや、4人部屋の同室の3人が先に寝てしまったので鼾で眠れなかったとのこと。やっぱり一人部屋の方がいいですよ>Wさん これからまたあけぼので帰ります。 |